第2章 パソコンの分解・組立て


2-7 ハードディスクの初期化(FDISKとFORMAT)

 ソフトウエアのインストールをする前に、ハードディスクを初期化するためにFDISK(ディスクの領域設定)とFORMAT(区画領域の初期化)という2つの作業が必要です。

2-7-1 FDISK


@ パソコンの電源を入れ、起動ディスクを入れます。

A 「Starting Windows 95」と表示され、キーボードのタイプを聞かれるので、「106日本語キーボード」の「半角/全角」ボタンを押します。

B 「A:\>」と表示されたら、「fdisk」と入力し、Enterを押します。

512MB以上のディスクがあります。このバージョンのWindowsでは、大容量のディスクのサーポートが強化され、ディスク領域を有効に使えるようになりました。2GB以上のドライブを1つのドライブとしてフォーマットできます。

重要:・・・

大容量ディスクのサポートを使用可能にしますか(Y/N)…?[Y]
C 「大容量ディスクサポートを使用可能にしますか」で、「Y」入力し、Enterを押します。

 Windows95(OSR2以降)ではディスクフォーマットの方法で「FAT32」をサポートしています。

 昔のファイルフォーマットである「FAT16」でフォーマットする場合は「N」を、新しいファイルフォーマットである「FAT32」でフォーマットする場合は「Y」を入力して下さい。

FDISKオプション
  現在のハードディスク: 1

  次のうちからどれか選んでください。

  1.MS-DOS領域または論理MS-DOSドライブを作成
  2.アクティブな領域を設定
  3.領域または論理MS-DOSドライブを削除
  4.領域情報を表示

  どれか選んでください:[3]

  FDISKを終了するにはEscキーを押してください。
D 「FDISKオプション」で、「3.領域または論理MS-DOSドライブを削除」を選択します。

MS-DOS領域または論理MS-DOSドライブを削除
  現在のハードディスク: 1

  次のうちからどれか選んでください。

  1.基本MS-DOS領域を削除
  2.拡張MS-DOS領域を削除
  3.論理MS-DOS領域内の論理MS-DOSドライブを削除
  4.非MS-DOS領域を削除

  どれか選んでください:[1]

  FDISKオプションに戻るにはEscキーを押してください。
E 「MS-DOS領域または論理MS-DOSドライブを削除」で、「1.基本MS-DOS領域を削除」を選択します。

 今回は、基本MS-DOS領域(Cドライブ)しかなかったため、基本MS-DOS領域のみ削除しています。

 拡張MS-DOS領域内に論理MS-DOS領域(Dドライブなど)がある場合は、まず、〔3〕で論理MS-DOS領域を削除し、次に、〔2〕で拡張MS-DOS領域を削除してください。

基本MS-DOS領域を削除
  現在のハードディスク: 1

  領域 状態 種類  ボリュームラベル Mバイト システム 使用
  C: 1  A  PRI DOS            1038  FAT 32  100%

  ディスクの総容量は、1038Mバイトです。

  注意!削除した基本MS-DOS領域のデータはなくなります。
  どの領域を削除しますか..............?[1]

  FDISKオプションに戻るにはEscキーを押してください

F 「基本MS-DOS領域を削除」で、「どの領域を削除しますか?」と聞かれるので「1」を選択します。

 次に、「ボリュームラベル入力してください」と表示されるので、入力してください。ボリュームラベルがない場合は、そのままEnterを押してください。

 次に、「よろしいですか?(Y/N)」と表示されるので、「Y」と入力します。

 すると、「基本MS-DOS領域を削除しました。」と表示されるので、Escを押します。

FDISKオプション
  現在のハードディスク: 1

  次のうちからどれか選んでください。

  1.MS-DOS領域または論理MS-DOSドライブを作成
  2.アクティブな領域を設定
  3.領域または論理MS-DOSドライブを削除
  4.領域情報を表示

  どれか選んでください:[1]

  FDISKを終了するにはEscキーを押してください。
G 「FDISKオプション」で、「1.MS-DOS領域または論理MS-DOSドライブを作成」を選択します。

MS-DOS領域または論理MS-DOSドライブを作成
  現在のハードディスク: 1

  次のうちからどれか選んでください。

  1.基本MS-DOS領域を作成
  2.拡張MS-DOS領域を作成
  3.論理MS-DOS領域内に論理MS-DOSドライブを作成

  どれか選んでください:[1]

  FDISKを終了するにはEscキーを押してください。
H 「MS-DOS領域または論理MS-DOSドライブを作成」で、「1.基本MS-DOS領域を作成」を選択します。

 MS-DOSではシステムの起動(ブート)が可能な「基本MS-DOS領域」と、ブート不可領域ではあるが複数の論理ドライブの定義が可能な「拡張MS-DOS領域」の定義が行えます。

 MS-DOS領域の作成には3つのメニューがあります。基本MS-DOS領域を作る時には〔1〕、拡張MS-DOS領域を作成するには〔2〕を選びます。作成した拡張MS-DOS領域は〔3〕を選ぶことで、1つの拡張MS-DOS領域の中にさらに複数の論理MS-D0Sドライブ(区画)を設け、ドライブ番号を分けることができます。

 システムの起動ドライブとして使用するためには、最初に「基本MS-DOS領域」を設けることが必要です。

基本MS-DOS領域の作成
  現在のハードディスク: 1

  基本MS-DOS領域に使用できる最大サイズを割り当てますか
  (同時にその領域をアクティブにします) (Y/N).........? [N]




  FDISKオプションに戻るにはEscキーを押してください
I 「基本MS-DOS領域に使用できる最大サイズを割り当てますか」で、 「N」を入力します。

 「Y」を選択すると、パーティションを切らずに1つのハードディスクを1つのドライブとして使用することができます。

 今回は、パーティションを切って1つのハードディスクを2つのドライブとして使用するので、「N」を選択します。

基本MS-DOS領域を作成

   現在のハードディスク: 1


  ディスクの総容量は 19540 Mバイトです. (1M バイト=1048576 バイト)
  領域の割り当て可能な最大領域は 1038 Mバイト (100%)です

  領域のサイズをMバイトか全体に対する割合で(%)入力してください。
  基本MS-DOS領域を作ります.................: [ 520]

  FDISKオプションに戻るにはEscキーを押してください

J 「領域のサイズをMバイトか全体に対する割合(%)で入力してください」で、「520」か「50%」と入力します。

 今回は、CドライブとDドライブを半分ずつに分けるためにので、「520」か「50%」と入力しています。

 実際のサイズは入力した数字と多少異なるので、入力するのは大体の数字でかまいません。

FDISKオプション
  現在のハードディスク: 1

  次のうちからどれか選んでください。

  1.MS-DOS領域または論理MS-DOSドライブを作成
  2.アクティブな領域を設定
  3.領域または論理MS-DOSドライブを削除
  4.領域情報を表示

  どれか選んでください:[1]

  FDISKを終了するにはEscキーを押してください。
K 「FDISKオプション」で、「2.アクティブな領域を設定」 を選択します。

 基本MS-DOS領域をアクティブにして、ハードディスクの基本MS-DOS領域から起動できるようにします。
 ハードディスクからシステムを起動できる要件としては、以下の3点セットが必要です。
(1)プライマリのマスタに設置されていること
(2)基本MS-DOS領域を有すること(もちろんOSが入っていることも条件.)
(3)アクティブな領域に設定されていること

アクティブな領域を設定
  現在のハードディスク: 1

  領域 状態 種類  ボリュームラベル Mバイト システム 使用
  C: 1  A  PRI DOS            522   FAT 32  50%

  ディスクの総容量は、1038Mバイトです。

  アクティブにしたい領域の番号を入力してください......?[1]

  FDISKオプションに戻るにはEscキーを押してください

L 「アクティブな領域を設定」の「アクティブにしたい領域の番号を入力してください」で、「1」を入力します。

FDISKオプション
  現在のハードディスク: 1

  次のうちからどれか選んでください。

  1.MS-DOS領域または論理MS-DOSドライブを作成
  2.アクティブな領域を設定
  3.領域または論理MS-DOSドライブを削除
  4.領域情報を表示

  どれか選んでください:[1]

  FDISKを終了するにはEscキーを押してください。
M 「FDISKオプション」で、「1.MS-DOS領域または論理MS-DOSドライブを作成」を選択します。

 拡張MS-DOS領域を作成します。

MS-DOS領域または論理MS-DOSドライブを作成
  現在のハードディスク: 1

  次のうちからどれか選んでください。

  1.基本MS-DOS領域を作成
  2.拡張MS-DOS領域を作成
  3.論理MS-DOS領域内に論理MS-DOSドライブを作成

  どれか選んでください:[1]

  FDISKを終了するにはEscキーを押してください。
N 「MS-DOS領域または論理MS-DOSドライブを作成」で、「2.拡張MS-DOS領域を作成」を選択します。

拡張MS-DOS領域の作成
  現在のハードディスク: 1

  領域 状態 種類  ボリュームラベル Mバイト システム 使用
  C: 1  A  PRI DOS            522   FAT 32  50%

  ディスクの総容量は、1038Mバイトです。
  領域に割り当て可能な最大領域は 516Mバイト(50%)です。

  領域のサイズをMバイトか全体に対する割合で(%)入力してください。
  拡張MS-DOS領域を作ります.................: [ 516]

  FDISKオプションに戻るにはEscキーを押してください

O 「拡張MS-DOS領域の作成」の「領域のサイズをMバイトか全体に対する割合(%)で入力してください」で、そのままEnterを押します。

 今回は、基本MS-DOS領域の残りすべてを拡張MS-DOS領域に割り当てています。

拡張MS-DOS領域内に論理MS-DOSドライブを作成


  論理ドライブは定義されていません。


  拡張MS-DOS領域は全部で 516Mバイトです。
  論理ドライブに割り当て可能な最大領域は516Mバイト(100%)です。

論理ドライブのサイズをMバイトか全体に対する割合で(%)入力してください。
                                       [516]

  FDISKオプションに戻るにはEscキーを押してください

P 「拡張MS-DOS領域内に論理MS-DOSドライブを作成」で、「論理ドライブは定義されていません」と表示されたら、そのままEnterを押します。

 拡張MS-DOS領域の中に論理MS-D0Sドライブ(区画)を設けます。

 今回は、拡張MS-DOS領域のすべてを論理MS-D0Sドライブに割り当てています。

Q 「FDISKオプション」に戻ったら、FDISKを終了するために、Escを押します。

R 再起動するように表示されたら、FDを入れたまま「Ctrl+Alt+Delete」で再起動します。

2-7-2 FORMAT

@ 「A:\>」と表示されたら、Cドライブをフォーマットするために、「format c:」と入力して、Enterを押します。

A 「ハードディスクのデータはすべてなくなります。フォーマットしますか(Y/N)」と表示されたら、「Y」を選択します。フォーマットを開始します。

B 「ボリュームラベルを入力してください。必要なければ、Enterキーを押してください:」と表示されたら、Enterを押します。

C 「A:\>」と表示されたら、Dドライブをフォーマットするために、「format d:」と入力して、Enterを押します。

D 「ハードディスクのデータはすべてなくなります。フォーマットしますか(Y/N)」と聞かれたら、「Y」を選択します。

E 「ボリュームラベルを入力してください。必要なければ、Enterキーを押してください:」と表示されたら、Enterを押します。


2-6 組み立て 2-8 ソフトウェアのインストールと設定