第4章 インターネットの仕組み

4-1 インターネットの基礎

4-1-3 IPアドレスに対応するドメイン名


 インターネット上でのデータのやりとりは、IPアドレスを元に行われていますが、123.123.123.123 というような数字での標記はとても使いにくいものになります。そこで、IPアドレスを人間に理解しやすい単語に置き換えるという考え方で生まれたのが「ドメイン名」です。

 ドメイン名は、基本的に「ホスト名.名称.属性.国名」のように表記されます。

 ドメイン名(ドメインネーム)について、動画で確認しましょう。

ドメインネーム(MPEG動画)     

4-1-4 ドメイン名とIPアドレスを関連付けるDNS

 ドメイン名は、人間にとって覚えやすくて便利な反面、コンピュータは、IPアドレスでコンピュータを識別するため、これを理解することはできません。このため、ドメインをIPアドレスに変換する仕組みとしてDNS(Domain Name System)があります。

 DNSでは、ドメイン名からIPアドレスへの変換をDNSサーバーが担当しています。DNSサーバーには、ドメイン名とIPアドレスを関連付けたデータベースが格納されていて、問い合わせを受けたドメイン名に対応するIPアドレスを返答するようになっています。

 DNSサーバーは、ドメイン名の階層構造に対応して設置されています。DNSサーバーの最上位にルートDNSサーバー、国名を管理するDNSサーバー、属性を管理するDNSサーバー、名称を管理するDNSサーバーの順に階層的に存在します。

 ローカルDNSサーバーという、プロバイダーのDNSサーバーを利用して、ドメイン名からIPアドレスへの変換を行います。

 まず、クライアントのWebブラウザは、ローカルDNSサーバーに問い合わせをします。

 次に、ローカルDNSサーバーは、ドメイン名に対応するIPアドレスを検索し、該当する情報がない場合、DNSサーバー郡の最上位に位置するルートDNSサーバーに問い合わせをします。

 そして、ルートDNSサーバーは、要求されたドメイン名に対応する下位のDNSサーバーのIPアドレスをローカールDNSサーバーに通知します。

 また、ローカルDNSサーバーは、ルートDNSサーバーの下位に位置するDNSサーバーに問い合わせをします。

 このような問い合わせを繰り返すことで、ローカルDNSサーバーは、ドメイン名に対応するIPアドレスを取得することができます。最後に、取得したIPアドレスをクライアントのWebブラウザに通知して、処理を終了します。

 DNSサーバーには、問い合わせて取得したIPアドレスを一時的に保存する機能があるので、そのIPアドレスを使用して素早く応答することができます。

 DNSについて動画で確認しましょう。

IPアドレスとドメインネームを関連付けて管理するDNS(MPEG動画)