第4章 インターネットの仕組み

4-2 TCP/IP

4-2-2 OSI参照モデルの構造と役割

 OSI参照モデルは、通信プロトコルの標準となるガイドラインを示したものです。

 OSI参照モデルは、通信プロトコルをそれぞれの機能別に分類し、複数の層として管理しています。プロトコルを機能別に層として管理することで、ある層に含まれるプロトコルに変更があっても、他の層に影響することがなく、管理を効率よく行うことができます。

 OSI参照モデルは、7つの層で構成されており、ソフトウェアに関する部分が上位層で、物理的な部分に近くなるにつれて下位層に配置されています。



第7層
アプリケーション層
Webブラウザや電子メールなどのアプリケーションソフト間のプロトコルを制御する。
第6層
プレゼンテーション層
文字コードや画像データの表現形式を制御し、アプリケーションソフト間のデータ形式を確認する。
第5層
セッション層
アプリケーションソフト間でのデータの流れなど、通信方式の管理や情報転送に関する通信制御を行う。


第4層
トランスポート層
エラー制御にかかる再送処理やパケットの順序制御などの通信の信頼性を確保するための処理を行う。
第3層
ネットワーク層
ネットワークの媒体を介して、データの転送を行うルーティングやデータの中継機能に関する処理を行う。
第2層
データリンク層
物理層が提供する伝送機能を使って、隣接するシステム間での正確なデータ転送をするための処理を行う。
第1層
物理層
データを電気信号に変換し、実際の転送を行う。