第3章 自作パソコン
3-2 組み立て方法
3-2-1 組み立ての大まかな流れ
自作パソコンの大まかな組み立て手順は、以下のようになっています。

3-2-2 組み立て方法
自作パソコンの組立て方法を詳しく解説します。

- サイドパネル(側面のカバー)を外す
- フェイス(ケースの正面部分)を外す
- フェイスのベイ(各ドライブを取り付ける部分)のカバーを外す
- ケースに足を取り付ける
- バックパネルを取り付ける
マザーボードに専用のバックパネルが付属している場合は、そちらを取り付けます。
- ケースファンを取り付ける
ファンの取り付ける向きによって、排気と吸気を使い分けることができます。ファンの側面に矢印がありますので、取り付ける際は向きを間違えないように注意します。
- フェイスを取り付ける

- マザーボードプレート(マザーボードを取り付ける板)を外す
- マザーボードを取り付ける穴の位置を確認する
マザーボードプレートにマザーボードを乗せて、マザーボードプレートのどの穴を使用するのか確認します。
- スペーサー(マザーボードを固定するための台座)を取り付ける
- マザーボードを取り付ける

- 固定レバーを上げる
CPUソケットの固定レバーを外側にずらし上げて、ロックを解除します。
- CPUをCPUソケットに差し込む
CPUのピンがない角と、CPUソケットの穴のない角を合わせて、CPUをCPUソケットに差し込みます。
- 固定レバーを下げる
CPUソケットの固定レバーを下げて内側にずらし、ロックをします。
- CPUクーラーに放熱用グリスを塗る
CPUクーラーのCPUと接する面に放熱用のグリスを少量出し、プラスチック片やボール紙片で薄く延ばします。
- CPUクーラーを取り付ける
CPUクーラーの固定レバーを上げた状態で、CPUクーラーの金属ブロック部分をCPUの上に乗せます。CPUクーラーの固定する4本のツメを、マザーボードのリテンショナー(CPUクーラー固定用部品)の四角い穴に差し込みます。
- CPUクーラーを固定する
CPUクーラーを固定するレバーをそれぞれ反対方向に倒します。
- 電源コネクタを差し込む
CPUクーラーの電源コネクタをマザーボードのコネクタに差し込みます。

- メモリソケットの順番を確認する
マザーボードの表面に「DDR1」等の表示がされているので、番号の若い方を確認しておきます。メモリは、番号の若いソケットから使用します。
- メモリモジュールの向きを確認する
メモリモジュールの切欠きとメモリソケットの出っ張りが合うように、メモリモジュールの向きを確認します。
- メモリソケットのロックを外す
メモリソケットの両側にあるレバーを広げて、ロックを解除します。
- メモリモジュールを差し込む
メモリモジュールの両端を手で押さえて、左右均等にまっすぐ差し込みます。正しく差し込まれると、ソケットの両側にあるレバーが上がってロックされます。

- パネルケーブルとオプションブラケットのケーブルを接続するマザーボードのピンの配列を確認する
ケースに装備されているパネルケーブル(パワースイッチやリセットスイッチ、LEDのケーブルなど)と、オプションブラケット(USB2.0など)のケーブルを接続するマザーボードのピンの配列を、マザーボードの取扱説明書で確認します。
パネルケーブルのコネクタの+と−は、LED以外無視してもかまいません。LEDは、もし+と−が逆であっても壊れることはないので、点灯しない場合は+と−を逆に接続してください。
- ケースのパネルケーブルとオプションブラケットのケーブルを確認する
ケースのパネルケーブルとして、一般的には、「パワースイッチ」「リセットスイッチ」「パワーLED」「HDD
LED」「ビープスピーカー」があります。ケースによっては、「リセットスイッチ」や「ビープスピーカー」が装備されていない場合があります。
- パネルケーブルとオプションブラケットのケーブルをマザーボードに接続する
マザーボードをケースに近づけて、間違わないように注意しながら接続します。
- マザーボードプレートを組み込む
マザーボードのコネクタ部分とケース背面のバックパネルの位置を合わせて、マザーボードプレートを組み込みます。

- HDDのジャンパの設定を確認する
HDDの表面に記載されている「Master」と「Slave」のジャンパピンの設定方法を確認します。
- HDDにジャンパピンを取り付ける
ジャンパピンを取り付けます。ジャンパピンは小さな部品ですので、なくさないように注意してください。
- HDDをケースに取り付ける
HDDをケースの3.5インチシャドウベイに取り付けます。HDDは、基板の付いているほうを下にして、ケーブル類を接続する部分が見えるように取り付けます。「インチネジ」で4箇所固定します。

- 光ディスクドライブのジャンパの設定を確認する
光ディスクドライブに表示してあるジャンパの設定方法を確認します。一般的に、「MAS」がマスタ、「SLA」がスレーブ、「CS」がケーブルセレクトです。
- 光ディスクドライブにジャンパピンを取り付ける
HDDと同様に、ジャンパピンを取り付けます。ジャンパピンは小さな部品ですので、なくさないように注意してください。
- 光ディスクドライブをケースに取り付ける
光ディスクドライブをケースの5インチベイに、フェイスの外側から取り付けます。ドライブの正面とフェイスの位置が丁度合うように取り付けます。「ミリネジ」で4箇所固定します。

- FDDのケーブルの接続の向きを確認する
一般的に、FDDは電源コネクタに近い側が「1番ピン」です。FDDのフラットケーブルは、色がついている側が「1番ピン」で、この「1番ピン」同士を合わせて接続します。
- FDDをケースに取り付ける
FDDをケースの3.5インチベイに、フェイスの外側から取り付けます。ドライブの正面とフェイスの位置が丁度合うように取り付けます。「ミリネジ」で4箇所固定します。

- フラットケーブルの接続する向きを確認する
フラットケーブルは、色が付いている側が「1番ピン」です。機器やマザーボートのポートの「1番ピン」と合わせて接続します。
- マザーボードにHDDのIDEケーブルを接続する
マザーボードの若い番号のポート(Primaryポート)に、HDDのIDEケーブルを接続します。
- HDDにIDEケーブルを接続する
マザーボードに接続したIDEケーブルの反対側のコネクタを、HDDに接続します。HDDは、一般的に電源コネクタに近い側が「1番ピン」です。
- マザーボードに光ディスクドライブのIDEケーブルを接続する
マザーボードの2番目に若い番号のポート(Secondaryポート)に、光ディスクドライブのIDEケーブルを接続します。
- 光ディスクドライブにIDEケーブルを接続する
マザーボードに接続したIDEケーブルの反対側のコネクタを、光ディスクドライブに接続します。光ディスクドライブは、一般的に電源コネクタに近い側が「1番ピン」です。
- マザーボードにFDDのフラットケーブルを接続する
マザーボードのFDDポートに、FDDのフラットケーブルを接続します。
- FDDにフラットケーブルを接続する
マザーボードに接続したフラットケーブルの反対側のコネクタを、FDDに接続します。FDDは、一般的に電源コネクタに近い側が「1番ピン」です。

- ケースのブラケットカバーを外す
ブラケットカバー(ケース背面の拡張カードのカバー)を外します。
- グラフィックカードをAGPスロットに差し込む
- ブラケットをネジで固定する
- 同様に、LANカードをPCIバスに差し込む
基本的に、PCIバスは上から順に使っていきます。それは、パソコンがCPUに電気的に近い順に認識していくからです。ただし、TVキャプチャーカードは、CPUなどのノイズで画像が乱れるなどのトラブルを避けるために、一番下のPCUバスに取り付ける場合があります。

- HDDと光ディスクドライブに電源コネクタを接続する
HDDと光ディスクドライブには、大きいほうの電源コネクタを接続します。コネクタの形状により接続する向きを間違えることはありませんが、向きを確認してから接続します。
- FDDに電源コネクタを接続する
FDDには、小さいほうの電源コネクタを接続します。コネクタの形状により接続する向きを間違えることはありませんが、向きを確認してから接続します。
- マザーボードに電源コネクタを接続する
マザーボードには、一番大きな電源コネクタを接続します。電源コネクタのツメとマザーボードのコネクタの出っ張りの向きを合わせて、ロックするように接続します。
- CPU(Pentium4)の電源コネクタを接続する
マザーボードのCPU(Pentium4)のコネクタに、一番小さな電源コネクタを接続します。電源コネクタのツメとマザーボードのコネクタの出っ張りの向きを合わせて、ロックするように接続します。
- ケースファンの電源コネクタを接続する
ケースファンから伸びている電源ケーブルを、マザーボードの「Power FAN」とか「System
FAN」とか「Chassis FAN」と表示されている3ピンのコネクタに接続します。

- 余ったケーブルをまとめる
余ったケーブルは、結束バンドを使用するなどしてまとめておきます。これで、パソコン内の空気の流れを良くすると共に、ケーブルがファンに挟まるのを防ぎます。
- ケースを閉じる
ケースのサイドパネルを取り付けます。ケースのフレームとサイドパネルの溝を合わせて、無理をせずに取り付けます。
- 完成
これで、パソコン本体の組立ては完了です。次のWindowsのインストールなどを行ってください。
