第1章 パソコンの基礎知識
1-2 CPU
1-2-1 CPUの主な働き
CPUは、「Central Processing Unit」の略で、「中央処理装置」と訳されます。CPUは、制御装置と演算装置から構成されていますが、CUPの主な働きは、次のとおりです。
- プログラムの制御
主記憶装置に格納されたプログラムデータを取り出して、プログラム内の命令を解読し、その命令内容にしたがってさまざまな処理を行います。
- 演算の制御
主記憶装置に格納されているデータに対してプログラムで指示されたとおりに、四則演算や論理演算などを行います。
- 入出力の制御
入力装置や補助記憶装置に対して、どのようなデータを格納するのかを指示します。また、演算装置による演算結果を出力装置に送る指示を与えます。

1-2-2 機械語命令
CPUが直接理解できる命令は機械語命令といいます。通常、プログラムは、C言語やBASICといった人間が理解しやすいプログラム言語で記述されますが、CPUは直接理解することができません。そこで、プログラム言語で記述された内容を機械語に翻訳してから、CPUに送り出します。
機械語命令の種類は、大きく分類すると次のようになります。
- 論理演算命令…論理演算(論理積、論理和、否定、排他的論理和など)を行うための命令です。
- 算術演算命令…四則計算(加算、減算、乗算、除算)を行うための命令です。
- シフト演算命令…レジスタ(CPUが命令を実行するときに一時的にデータを格納する高速で小容量の記憶装置)の内容を指定したビット数だけ桁移動させるための命令です。
- 分岐命令…指定された番地にジャンプするための命令です。本来進むべき番地と外れるような番地へ進行方向を移す場合に用いられます。
- 比較命令…値の代償比較を行うための命令です。主記憶装置上のデータとレジスタの値、主記憶装置上の2つのデータ同士を比較するために用いられます。
- データ転送命令…主記憶装置とレジスタ間、また2つのレジスタ間でデータ転送を行うための命令です。特に、主記憶装置からレジスタにデータを転送する命令をロード命令、レジスタから主記憶装置にデータを転送する命令をストア命令といいます。
- 入出力命令…主記憶装置と補助記憶装置の間、または主記憶装置と入出力装置の間でデータ転送を行うための命令です。