第1章 パソコンの基礎知識
1-4 ハードディスクドライブ
1-4-2 ハードディスクドライブの記録単位

ハードディスクドライブがデータを記録する際の磁気ディスク上の位置情報は、シリンダ、トラック、セクタによって決定されます。
ハードディスクドライブの記憶容量は、次のように表されます。
| 記憶容量=1トラックの記憶容量×1シリンダあたりのトラック数(磁気ヘッドの個数)×シリンダ数 |
例)記憶容量を求める計算
・1トラックの記憶容量=20,000バイト
・1シリンダあたりのトラック数=30トラック
・シリンダ数=600シリンダ
記憶容量=20,000×30×600=360,000,000バイト=360Mバイト
また、1トラックあたりの記憶容量は、次のように表されます。
| 1トラックあたりの記憶容量=1セクタの記憶容量×1トラックあたりのセクタ数 |
例)1トラックあたりの記憶容量を求める計算
・1セクタの記憶容量=512バイト
・1トラックあたりのセクタ数=40セクタ
1トラックあたりの記憶容量=512×40=20,480バイト

磁気ディスクに記録できるデータの密度を表現する方法として、線記録密度とトラック密度が多く使用されています。
通常、1インチを単位長さとし、線記録密度はbpi(bits per inch)、トラック密度はtpi(tracks per inch)、面記録密度はtpsi(bits per square inch)という単位で表示します。

従来のハードディスクドライブでは、すでに解説したようにトラックあたりのセクタ数を一定にしていました。しかし、トラックの物理的な長さは、外周のほうが内周より長いため、外周になるほど記録密度が低下します。
そこで、現在のハードディスクドライブでは、できるかぎり記憶容量を高めるために、外周にいくほどセクタ数を増やす方式をとっています。1トラックごとにセクタ数を変化させるのは、管理上非常に煩雑になるので、通常は、いくつかの領域(ゾーン)ごとにトラックあたりのセクタ数を固定するZBR(Zone Bit Recording)方式を採用しています。
| 1-4-1 ハードディスクドライブの構造 | 1-4-3 ハードディスクドライブのアクセス動作 |