第1章 パソコンの基礎知識
1-4  ハードディスクドライブ

1-4-3 ハードディスクドライブのアクセス動作

 ハードディスクドライブの磁気ヘッドは、ディスクから次のような手順でデータを読み書きしています。

@ パソコンからハードディスクドライブに対して、アクセス要求が送られてきます。

A シーク時間…アクセスアームを動かし、目的のデータがあるドラックまで磁気ヘッドを移動します。

B 回転待ち時間…磁気ヘッドに目的のデータが到達するまで、ディスクの回転を待ちます。

C データ転送時間…目的のデータを読み書きします。


A シーク時間
 シーク時間は、磁気ヘッドをディスク上の目的位置まで移動させるのに必要な時間です。

 これには、「隣接するドラック間の移動時間」と「最外周と最内周のトラック間の移動時間」の平均をとった平均シーク時間が多く用いられます。


B 回転待ち時間
 回転待ち時間は、トラックの位置決めが完了してから磁気ヘッドに目的のセクタが現れるまでのディスクの回転を待つ時間です。

 これには、「磁気ヘッドが目的のセクタ上にある場合の0秒(最小)」と「1回転分の時間(最大)」の平均をとった平均回転待ち時間が多く用いられます。

平均回転待ち時間=1回転に要する時間÷2


C データ転送時間
 データ転送時間は、データの転送が開始された瞬間から完了するまでの時間です。

 これは読み書きしたいデータが磁気ヘッド上を移動した時間にあたり、ディスク回転速度が高速なほど、データ転送時間も短縮されます。

データ転送時間=1回転に要する時間×読み書きするデータの容量÷1トラックあたりの記憶容量


1-4-2 ハードディスクドライブの記録単位 1-4-4 ハードディスクドライブの読み書き