第1章 パソコンの基礎知識
1−3 メモリ
1-3-3 DRAM
DRAMは、パソコンのメインメモリやグラフィックカードのビデオメモリなどで用いられています。最近のパソコンでは、「DDR SDRAM」と「RDRAM」の2種類が多く採用されています。DDR SDRAMは、Athlon、Duron用の主力メモリであり、Pentium4用のマザーボードの大半も、このタイプのメモリを使用します。
- DDR SDRAM(Double Data Rate SDRAM)

SDRAM(Synchronous DRAM)に代わって、パソコン用のメモリの主流の地位を占めるようになったのが、DDR
SDRAMです。
- SDRAM…クロック信号の立ち上がりを使ってデータの転送を行います(立ち上がりのみに同期)。
- DDR SDRAM…クロック信号の立ち上がりと、立ち下りの両方を使ってデータを転送します(立ち上がりと立下りに同期)。
この結果、DDR SDRAMは、1クロックで2回のデータ転送を行えるようになり、SDRAMと比べて、理論的には最大2倍のデータ転送速度が得られます。
DDR SDRAMのメモリモジュールの形状は、DIMM(Dual In-line Memory Module)と呼ばれ、184個のピン(端子)があります。SDRAMの形状もDIMMで同じサイズですが、機能的に互換性はなく誤挿入防止のために、DDR
SDRAMとSDRAMでは端子部分の切り欠き位置が異なっています。
| メモリチップの名称 |
動作周波数 |
メモリモジュールの名称 |
メモリモジュール1枚あたりの最大データ転送速度 |
| DDR200 |
200MHz |
PC1600 |
1.6GB/秒 |
| DDR266 |
266MHz |
PC2100 |
2.1GB/秒 |
| DDR333 |
333MHz |
PC2700 |
2.7GB/秒 |
| DDR400 |
400MHz |
PC3200 |
3.2GB/秒 |
RDRAM
Ramubus社が開発した、高速メモリチップの名称です。SDRAMの網目構造と違って、メモリチップが直列に並んでいるのが大きな特徴です。現在は、データの転送方式を改良したDirect RDRAMが登場しており、パソコン向けのメインメモリやグラフィックスカードのビデオメモリとして採用されています。
RDRAMのメモリモジュールの形状は、RIMM(Rambus In-line Memory Module)と呼ばれ、184個のピン(端子)があります。
| メモリチップの名称 |
動作周波数 |
メモリモジュールの名称 |
メモリモジュール1枚あたりの最大データ転送速度 |
| PC800 |
800MHz |
RIMM1600 |
1.6GB/秒 |
| PC1066 |
1066MHz |
RIMM2100 |
2.1GB/秒 |
| PC1200 |
1200MHz |
RIMM1200 |
2.4GB/秒 |